プロの音楽家になるためには、高い技術や音楽力が必要だと考えている人も多いはず。
もちろんその通りですが、技術が高いだけではプロの音楽家にはなれません。
この記事では、多くの人が見落としがちなプロの音楽家に必要なこと3つをご紹介します。
これから音楽家として生きていきたい人はぜひ最後までご覧ください。
プロの音楽家に必要な要素3つ
結論から言うと、プロの音楽家に必要な要素は以下の3つです。
- コミュニケーション力
- 協調性
- 積極性
ソルフェージュ能力や初見演奏がどのくらいできるかももちろんとっても大事。
しかし音楽業界の仕事はほとんどが人との繋がりから生まれます。
一緒に演奏する人や舞台設営に関わっている人、音響関係の人や生徒さん、音楽教室の人など・・・
また演奏先で知り合った人からまた新しいお仕事をもらうこともあります。
それぞれの項目について、詳しくご紹介していきます。
コミュニケーション力

コミュニケーション力とは、自分の考えや気持ちを相手にわかりやすく伝える能力のことです。
大きく分けると以下の3つがコミュニケーション力に必要でしょう。
- 伝え方
- 聞く力
- ためらわずに質問する力
伝え方
演奏上の話や仕事の話をクライアントと話すときに、自分の考えを簡潔にわかりやすく伝えるのはとても大事です。
音楽以外の仕事でもそうですが、結論や伝えたいことが相手にわかってもらえないと、スムーズに仕事が進まずお互いいい気持ちになりません。
ここで注意してほしいのは、話し上手になる必要はないということです。
スムーズなコミュニケーションが取れるのは、あなたがどんなキャラクターかに関わらず生きる上で最強の武器になります。
聞く力
次に、聞く力も必要です。
相手の話をしっかり聞くことで、何が必要かを理解できます。
聞いている時は相槌をうったり、少しでも「なるほど」と反応を示すと、相手は「ちゃんと聞いてくれている」と感じます。
聞く力を鍛えることで相手はあなたのことを「話しやすい」と感じてもらえますし、また一緒に仕事をしたいと思ってもらえるでしょう。
音楽留学を考えている人は、当然ながら英語で話したり聞いたりする能力を鍛えなければなりません。
英語でのコミュニケーション力を鍛えたい人はキャンブリーがおすすめ。
個人レッスンはもちろん、グループレッスンの受講も可能なので、低コストでネイティブから英語を学べます。

ためらわずに質問する力
わからないことがあれば、恥ずかしがらずに質問しましょう。
演奏上のことでもそうですし、仕事上でクライアントとのやり取りで疑問に思うことがあれば必ず質問しましょう。
わからないことをそのままにしていては相手との話の食い違いで演奏どころではなくなってしまいますし、仕事が減る可能性も出てきて危険。
「これはどういう意味ですか?」「もう少し詳しく教えてください」など、疑問に思ったことを聞くことで、誤解を防げます。
また、文章で伝える力も必要です。メールやSNSでの連絡が増えている今、文字でわかりやすく伝える能力も大切です。
ぜひ鍛えておきましょう。
協調性
特にクラシックやジャズを演奏する人には協調性が欠かせません。
音楽業界で仕事するとなると、自分と違う意見や感覚を持った人と一緒に仕事をすることが多いです。
その人たちと協力しながら同じ目的(いい演奏をする)の達成を目指すことになります。
譲るところは譲ったり、逆に自分の意見の「絶対に譲れない」部分は相手と相談しながらどうするか決定する場面が多くなるでしょう。
そのために、先にご紹介したコミュニケーション力が必要となってきます。
ソロでピアノを弾く人やDTMで作曲をする人は協調性はあまり必要ないかもしれませんが、こちらも鍛えておいて損は絶対にないので覚えておきましょう。
積極性
これまでご紹介した中でも最も難しいのが積極性。
例えば、「自分の意見を言う」「ソロをとる」「演奏機会を見逃さない」などが積極性に当てはまります。
私はシャイなのでなかなか積極的に自分から意見を言うのは苦手な方ですが、複数人といい演奏のために、いいパフォーマンスのために動いていくなら、積極性はあったほうが信頼を得やすいと思っています。
また積極的に動くことで自分の経験値も獲得でき、音楽家として一皮剥けられるでしょう。
プロの音楽家とアマチュアの音楽家!その違いは?
よくネット上でも「プロとアマチュアの違い」について議論されていますね。
その中でも見かけるのが
- 演奏でお金が取れる
- 技術が高い
- もう一度聴きたいと思ってもらえる
これらがプロの音楽家だという意見です。
たしかにそれもありますが、実際にはお金を取っているアマチュアや技術が高いアマチュア、もう一度聴きたいと思ってもらえているアマチュアも多くいます。
ここで、私が思う「これができたらプロ」の基準をご紹介します。
求められるものに即座に対応できるかどうか
求められるものとは、「求められる演奏」と言い換えられます。
ソロとして演奏するなら、求められるものは少ないでしょう。
しかし音楽家の仕事では、他の人と演奏する場合や作曲家が作った新しい曲を作曲家の前で演奏する場合、コマーシャル用に作られた音楽を演奏する場合など様々なシチュエーションがあります。
アンサンブルをする時も、我が道を進むのではなく他の演者の要求に応えていく必要がありますよね。
それらが要求された時に瞬時に対応できるのが、プロだと言えるでしょう。
またその場でキーを上げたり下げたりして演奏してほしいと頼まれることもあります。
演奏で要求されたことをしっかり応えられるほどの能力が、プロには求められています。
レベルの高い演奏ができるかどうか
次に、レベルの高い演奏ができるかどうかです。
一般的にプロの定義として用いられるのがこちらですが、レベルの高いといっても抽象的ですよね。
具体的には
- 細かい部分まで表現できる
- 狙った音を外さない
- 難しいテクニックが必要な演奏ができる
など。
音楽の道へ進むのを本気で考えている方はだいたい思い浮かぶようなことだと思います。
しかし勘違いしないで欲しいのは、
すごい技術を披露するために練習をするのではなく、音楽を幅広く表現するために練習するということです。
大胆に言えば、曲を繊細に表現できれば、細かい技術は必要ありません。
ついつい技術ばかり高めることに必死になってしまいがちですが、私たちがやっているのは表現する「芸術」というのを忘れないでおきましょう。
初見演奏やソルフェージュができるかどうか
初見演奏やソルフェージュは、楽器の技術というよりも個々の音楽能力に関係しています。
これらの能力は楽器の練習とは別で鍛えることができますし、また鍛えることにより楽器を演奏する自由度が増してくるでしょう。
仕事の内容によっては、初見演奏やソルフェージュができなければ成り立たないものもあります。
プロとして演奏者になるのならほぼ必須の能力なので、是非伸ばしておきましょう。
人としての能力を磨いておこう

音楽業界だけでなく、どの業界でも仕事をするなら仕事ができるかどうかよりも
- 人となり
- 一緒に過ごして気持ちいいか
が重視されます。
アマチュアならそこまで人間関係にシリアスにならなくてもいいかもしれませんが、プロとして人と演奏したり教えたりしていく人はコミュニケーション力を伸ばしておきましょう。
ぶっちゃけ芸術の世界は変わった人も多いので、無理やり愛想良くしろと言うつもりはありませんが、「またこの人に演奏を頼もう」と思ってもらえるように最低限の人としてのマナーは身につけておくことをオススメします。
「そうは言ってもなかなかできない」なんて方は、空いた時間に本や動画でコミュニケーションについておさらいしてみるのもいいですね。
こちらの本は読みやすく、これから人と関わる仕事をしていく人に助けになる本なので興味があれば一読してみてください。
まとめ:また仕事を一緒にしたいと思ってもらえる音楽家に
意外と人と関わることが多い音楽家という職業。
芸術家は孤高な人が多いと聞きますが、実際には人とのつながりの上で成り立つ職業です。
ソロで演奏するならまだしも、オーケストラやバンドで演奏することが多い人はぜひ自分の
- コミュニケーション力
- 協調性
- 積極性
を振り返ってみてください。

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